【4月12日 People’s Daily】教育は貧困の世代間継承を断ち切る根本策である。高等教育は貧困から脱出し、貧困を突き崩していくための重要な手段であり、貧困の連鎖を止めるカギを握っている。中国教育省の示したデータでは、2012年11月から現在まで、累計514万人の貧困世帯登録された学生が高等教育を受け、年ごとに増加の一途をたどる。

「3人の子どもは全員大学に行っております。以前なら全く思いもつかないことです」と、四川省(Sichuan)ムリ・チベット族自治県(Muli Tibet Autonomous County)の李子坪郷(Liziping)黄泥巴村に住むマウラール(Maolaer)さんは言う。これは国家の教育及び貧困扶助政策の功績といえる。

 マウラールさん一家は6ムー(約4000平方メートル)の土地を耕し、クルミの栽培と家畜の世話で生計を立てている。はじめ、夫妻は3人の子どもが大学に行く学費と生活費にひどく悩んでいた。「地元の学資ローンで子どもたちの学費問題は解決しました。子どもたちは学資ローンに申し込み、順調に大学に入りました」と、マウラさんは語る。大学入学後、子どもたちは貧困世帯登録者向けの生活費補助や特別支援金、貧困世帯教育救助基金、国家奨学金などを駆使して在学中の生活費などをやりくりし、家庭への負担を大幅に減らした。

 目下、中国の高等教育は国家奨学金・学資ローン・新入生資金援助・勤労学生奨学金・校内奨学金・困難を抱えた学生への扶助・学費の減免など多元的な学資支援システムを確立し、学生が家庭の経済事情によって教育機会を失わないよう保証している。

 近年、中国は絶え間なく高等教育へのアクセスルート開拓に努め、貧困地域の学生が質の高い高等教育を受ける機会は着実に増えている。農村や貧困地域の経済社会が発展していく実情に即し、中国は重点高等学校に農村や貧困地域の学生を募集採用する特別プロジェクトを継続し、政策を最適化し続け、農村や貧困地域の学生が重点高等学校に入学できるロングスパンの仕組みを作ろうとしている。特別プロジェクトで募集採用された学生は、2012年の1万人から2020には11万7000人に増え、すでに累計70万人の学生が特別プロジェクトを通じ、貧困地域から出て重点大学に入学した。

 同時に、中国は高等職業学校への募集も実施しており、「1人に職業訓練をすれば1人が就職でき、1世帯が貧困から脱出できる」ことを実現した。2019年、中国の高等職業学校への募集は116万4500人、2020年の募集は157万4400人だった。貧困地域には傾斜をかけ、さらに多くの貧困学生が高等職業教育を受ける機会を持てるようサポートする。(c)People’s Daily/AFPBB News