【4月21日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)でこのほど、第7回中国デジタル読書大会が開かれ、中国音像デジタル出版協会が「2020年度中国デジタル閲読報告」を発表した。20年の中国デジタル読書産業市場規模は前年比21・8%増の351億6千万元(1元=約17円)で、ユーザー数は5・6%増の4億9400万人に達した。

 インターネットの活用が各分野で進む中、デジタル読書は人々が知識や情報を入手する主な方法となっている。同報告によると、20年のユーザー1人当たりの電子書籍読書数は9・1冊、オーディオブックの読書数は6・3冊だった。紙の本の読書数は前年から2・6冊減って6・2冊となった。

 デジタル読書が習慣化する中、良質なコンテンツを有料でも利用したいと考えるユーザーがさらに増えている。20年は電子書籍の有料ユーザーのうち、消費額が月平均100元以上だったユーザーは26・8%に上った。

 コンテンツへの好みは年齢層で大きく違うことも判明した。1960年代以前生まれの読者はフィットネス関連の書籍を好み、70年代生まれの読者は軍事や戦争を題材とした書籍を好む傾向がある。80年代生まれはファッション関連、90年代生まれは旅行関連をよく読んでおり、95年以降生まれはマンガの人気が高い。特筆すべきは子どもが重要なユーザーとなっていることで、子ども向け有料コンテンツのユーザー数は56・5%増え、1日の平均読書時間は29分、午後8~10時が利用時間のピークとなっている。

 20年は新型コロナウイルス感染症の流行や第5世代移動通信システム(5G)の普及で、デジタル読書のモデル転換が進んだ。報告によると、デジタル読書業界は5Gを活用したモデルを模索しており、人工知能(AI)や拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの新技術や新モデルがクラウド図書館やクラウド書店など、デジタル読書の新たな空間とシーンを生み出し、デジタル読書分野のクラウドサービスやモノのインターネット(IoT)が急速に発展している。(c)Xinhua News/AFPBB News